さだきちの大冒険弁当のお話
反物問屋の番頭さんのさだきち(推定18歳)は働き者。でもなにしろ反物ばかり扱っているものだから、どこかひ弱なイメージ。
さだきちには町の道場の末娘、おさよちゃんという好きな子がおりました。お店でもお仕事が安定してきたので、お嫁さんに欲しいと道場にお願いに行きました。
でもあまりに軟弱な様子にお許しはでませんでした。それどころか、町外れのにきちの穴山に埋蔵金があるから掘り当てたら、お嫁にあげると、いいかげんな話をしたりして。
まっすぐな、さだきちは 使ったこともないクワとお弁当をもって不退転の決意で宝探しに行きました。
しかし、一途なさだきちの気持ちが天に通じたのでしょうか。やみくもに掘り始めてまもなく金色に輝くものが土の中から現れました。
小判です! やったー、さだきちの喜びは、それはもう半端じゃありません。
さっそく町にかえり、お土産のカンザシと櫛を買って道場へ行きました。めでたし、めでたし。
・・・・・・。ご飯3杯分入りました。恐るべしランチジャー。
さて、このお話はハッピーエンドではありますが、まだお話に登場していないアイテムがあるのにお気づきですか?そうです、ポトフに浮かぶ十手です。このアイテムがお話にどう絡むのかが問題です。
おさよちゃん編につづく・・・。
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