足立美術館
広島からの帰り道、一番のお目当ては足立美術館でした!ここの庭をどうしても見てみたかったんです!他のお客様もやはり庭に目が行くご様子。アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング(Sukiya Living Magazine: The Journal of Japanese Gardening)』が、日本国内の日本庭園約1000か所を対象に実施した「2023年日本庭園ランキング」を発表し、ここの日本庭園が「21年連続日本一」に選ばれたとのこと。庭師の皆様のプレッシャーは毎日いかばかりか・・・考えただけでも冷や汗が出そうです。雨降りで落ち葉の季節に、この状態です~どうしたらこんなにきれいに保てるの??完璧に人工的に借景も含めて管理、コントロールされています。開館時間には庭師さんのお姿は無いので、いったいどうやってこの状態を保っているのか・・・。館内の展示同様に日本画になっちゃってます!
お客さんがいなければ光る掛け軸かと思いますよね。
窓枠はもちろん額縁としてしつらえられています。
もちろん外に出てお庭をみることもできます。
落ち葉も足跡もないんです。もはや ちょっと怖いくらいです。でも これを観たかったの。あぁ帰宅したら落ち葉に埋まった我が家が待ってる~(ToT)いや、もう「自然を愛しているから、落ち葉はそのままにしてます」ってこれからは言ってしまおう!
あ、でもここは美術館ですので、展示も拝見しました。展示は魯山人館・大観コレクション・日本画の開祖たち・近代日本画・童画コーナーに分かれていていました。横山大観は美術史で学んだ知識しかなく、特に好きというわけではなかったのですが、「中秋の月」という作品がとても美しくて大観のイメージが変わりました。プリント色紙を買おうかと思ったのですが、色があまりにも違うので断念しました。それを家でずっと見ていたら本物の色を忘れてしまいそうなので。本物を見るって大切だなぁと遅まきながら思いました。
新館では「近代日本画名品展Ⅲ」の展示をしていて、國司華子さん(Kunishi Hanako)の「理」(ことわり)と「もののね」という作品がとても素敵でした。日本画ってこんなに自由なものだったんですね、勉強不足でお恥ずかしいです。ショップに「現代日本画選」という画集があったのですが、「理」が表紙になっていて思わず買ってしまいました!